2004年05月12日

オロブロンコのラベル

たしか先月だったと思うんですが、スーパーの青果売り場で一目惚れ・即入手した素敵な果物ラベル。ずっと載せたいと思っていたのを紹介します。

wardranches.gif

カリフォルニア産オロブロンコのラベルです。輸入果物のラベルに日本語、それも漢字が入っているのはとても珍しいです。だ円をたて向きに使っているのも柑橘系のラベルでは珍しいほうなんですが、柚の一字とそれを囲むように置かれたCALIFORNIA OROBLANCOのフォント、そして配色のおかげで和風とも洋風ともつかないしゃれたラベルに仕上がっています。

ちなみにオロブロンコというのはグレープフルーツの一種で、ちょっと強引にいうと「アメリカ産スウィーティー」のことです。厳密にはスウィーティー(Sweetie)はイスラエル産のものにしかつかない名前なので、この呼び方は間違っていますが。自分でもよく分かっていないので検索してみると、いくつか答えが出てきました。

グレープフルーツ(白)とザボンを交配してポメロが生まれ、更にそのポメロにグレープフルーツ(白)を掛け合わせて誕生したのがオロブロンコ種です。
ポメロも食べたことありますが、明るい黄色のザボンという感じでした。皮がかなり厚かったです。
うす緑色のグレープフルーツ・オロブロンコ(スウィーティ)という新商品は、アメリカでこの種とグレープフルーツを交配してできた人工品種で米産のものはオロブロンコ、イスラエル産はスウィーティと呼ばれているようです。
文中の「この種」というのは「ザボン(文旦)」のことです。同品種が気候の違いで皮の色が変わったりし、国が違うので呼び名も違うということみたいです。ザボンには「晩白柚(ばんぺいゆ)」という品種があるようですし(かなり高価だった記憶が)、「柚」の文字はそこから来ているのかもしれないですね。

こっちのページにもちょっと説明あり。

ちなみにこのラベルが貼られていたオロブロンコは普通の白のグレープフルーツと変わらない黄色でした。

投稿者 Ikuko : 01:04 | トラックバック (0)
コメント

日本語表記のラベルで悩む事があります。外国のコレクターさんに送る時に国名を書いて送ってあげるのですが、果物の原産国名を書くか日本と書くかです。
フィリピンのバナナでもラベルには「グレイシオ」とか「スウィーテオ」とか日本語が書かれてますよね。基本的に原産国名を書くようにしているんですが外人さんがカタカナをフィリピン語と勘違いせーへんかな?と思うわけです。

「柚」と「柚子」は何が違うのでしょうか?両方「ゆず」で変換できます。先日外国から送ってきたゆずジュースのラベルには「YUZU」と書かれてました。「ゆず」は外国でも通じるようですね。

投稿者 たっち at 2004年05月13日 01:37

国名は悩むところですね。私の場合は「○○の国で入手出来る」を重要視しているので、原産国でなく入手国を知りたいと考えますが…。ヨーロッパなどは流通経路が違うため輸入されるバナナの生産地も日本とは違ってくるそうで、フィリピン産や台湾産についているラベルはあちらで入手しにくいらしいと聞いたことがあります。
あと、日韓ワールドカップの際に日本語が入った記念バナナラベルが出回ったんですが、それは全く同じものが原産国内でも貼られたそうで、日本語がついているから日本のみで入手可だとは限らない場合もあるみたいです。

「柚」と「柚子」の違い、どちらでもよさそうですね。中国では「柚」と書くとか?外国でも通じるんですねぇ。

投稿者 Ikuko at 2004年05月16日 08:54
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